■ ID | 745 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | Study on natural formation of dioxins: Dioxins in kaolin clays from Asia and several other countries |
■ 著者 |
Y. Horii
埼玉県環境科学国際センター S. Hosono 埼玉県環境科学国際センター 大塚 宜寿 Nobutoshi Ohtsuka 埼玉県環境科学国際センター K. Minomo 埼玉県環境科学国際センター K. Kannan ニューヨーク州立大学 P. K. S. Lam 香港市立大学 N. Yamashita (独)産業技術総合研究所 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 29th International Symposium on Halogenated Persistent Organic Pollutants, 25 August, 2009 |
■ 抄録・要旨 | 古堆積層である米国ボールクレイ中に高濃度のダイオキシン類が存在することから、ダイオキシン類の天然生成が示唆されている。本研究では、カオリン粘土中ダイオキシン類の世界的な分布を調査するため、11ヵ国から収集した試料について分析した。米国ボールクレイを除くカオリン粘土は、土壌及び底質の環境基準以下であった。カオリン粘土由来のダイオキシン類インベントリは、米国で1,798g-TEQ、日本で4.8g-TEQと見積もられた。カオリン粘土中のダイオキシン類異性体組成は、オクタクロロジベンゾ-パラ-ダイオキシンが卓越しており、低塩素化異性体ほど低い傾向にあった。また、ポリクロロジベンゾフランは定量限界付近であり、これらの傾向は、他の人為起源と異なるものであった。すべての試料からダイオキシン類が検出され、その濃度は1.2pg/g(ブラジル)〜516,000pg/g(米国)の範囲であった。 |
■ キーワード | kaolin clay, dioxin, natural formation |
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